【書評】「才能の正体(著:坪田信貴)」感想/才能の見付け方!

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回は、坪田信貴さんの「才能の正体」をご紹介します。

「才能」って聞くと自分には関係ないと思うかもしれませんが、本書では「才能は誰にだってある」と述べられています。

いったいどういうことなんだろうかと気になりませんか?

僕も、自分にも才能が眠っているのであれば開花させたいと思い、本書を読むことにしました。

才能に蓋をしてしまうのではなく、才能を伸ばすことに努力するべき。

才能の伸ばし方について興味がある方は一度読んでみてはいかがでしょうか?

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

坪田信貴さんってどんな人?

坪田塾塾長。
心理学を駆使した学習法により、1300人以上の子供たちを「個別指導」、多くの生徒の偏差値を上げた。
テレビ、ラジオ、講演会でも活躍中。
著書は「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」など多数。

才能の正体(著:坪田信貴)より引用

映画「ビリギャル」の著者なんですね。
坪田さんは知らなかった(すみません)のですが、「ビリギャル」はさすがに知ってます。

塾だけに留まらず、テレビや作家などマルチで活躍されています。
僕も坪田さんのような先生に出会っていたらどうなっていたんだろう?と思ってしまいます。

本書はこんな方におすすめ!

・子供の教育方法に悩んでいるお父さん、お母さん
・自分には才能がないと思っている人
・才能を伸ばしたいと思って人
・会社で部下を持つリーダー的存在の人

坪田さんは塾の講師ということもあり、いろいろな子供を指導してきています。
まさに人の能力を伸ばすことに長けたスペシャリストですね。

本書を読むと、「才能とは生まれつきではないんだ」、「誰でも可能性はある」、「可能性を潰すことはしてはいけない」など、多くのことを考えさせられます。

お子さんがいらっしゃる方は、一読して損はないと思います。

本書のポイント・感想

本書を読んで感銘を受けたのは下記4点。

1、人は結果をみて才能の有・無を判断する
2、やる気スイッチなどなく、動機付けが必要
3、尖った部分を磨けば、選択肢は限りなく広がる
4、才能は本質的に「自分の中」にしかない
5、どれだけ優秀でも継続できないと意味がない

詳しく見ていきましょう。

人は結果をみて才能の有・無を判断する

ビリギャルの主人公さやかちゃんを例にすると、

慶応大学に受かるってことは、もともと頭が良かったんだ。

才能がある人がうらやましい。

と考え、

仮に慶応大学に落ちていれば、

やっぱり無理に決まってるんだよ。

慶応は頭のいい人が入る大学なんだから。

となると言います。

慶応に合格した結果だけをみて、もとから才能があったと評価されるようです。

僕も頭のいい人や、仕事で成功している人をみると、才能があるんだなと思ってしまいます。
それはその人の努力の過程を知らないだけなのかもしれません。

むしろ他人の努力は認めたくないので、才能があると評価しているようにも思えます。
自分には才能がないからできないと言い訳するために。

このように考えると、才能は誰にでもあるが、努力するかしないかで才能が開花するかどうかが決まるのではないかと思います。

才能を生かすも殺すも自分次第なのです。

頑張らないといけないなと考えさせられました。

やる気スイッチなどなく、動機付けが必要

やる気を出すためには動機付けが必要と述べられています。

「動機付け」は、「認知」「情動」「欲求」の3つの行動から成り立つ。
・「認知」…できそうかどうか、役に立つかどうか
・「情動」…テンションが上がる状況
・「欲求」…本当に自分がやりたいかどうか

目標を達成するためには、この3つを理解して継続できる状況を作り出すことが重要です。
努力することを継続できないと成功しません。

勉強でも仕事でも、「動機付け」は大事だと思います。
動機付けをきちんとできれば、あとは自分でやっていけるのではないでしょうか?

「何のためにやるのか?」
「どれくらいでできるのか?」
「やることでどのような未来があるのか?」
「自分がやりたいことなのか?」

人それぞれやる気スイッチは異なるので、その人に合った動機付けをするように心掛けたいと思います。

尖った部分を磨けば、選択肢は限りなく広がる

日本人はなるべく周りに合わせようとします。
他人と違うとおかしいと思ったり、尖った部分を削ろうとします。

しかし人には個性があり得意不得意も異なるので、周りに合わせるのではなく、尖った部分は伸ばした方がいいと述べられています。


これはその通りですね。
同じような人が何人もいても相乗効果は期待できないと思います。

日本人と比べると欧米人は個性的であり、尖っている人が多い気がします。
周りに合わせようとする日本人と、個性を重視する欧米人。

どちらが優れているかというと、労働生産性が高い欧米人の方ではないでしょうか?

仕事が終わっているのに周りに気を遣って帰れないとか、目上の方が間違っていることを言っていても指摘できないとか、効率が悪いと思うことが多々あります。

個性を伸ばし、得意なことを活かせるような社会であれば、誰もが得をする世の中になるような気がします。

才能は本質的に「自分の中」にしかない

できない理由を誰かのせいにした瞬間に、あなたは自分の才能のめを枯らしている。

誰かのせいにするのではなく、自分を見つめ直すことが大事。
誰かを変えることはできないが、自分を変えることはいくらでもできる
と言っています。


続けるのも諦めるのも自分次第なんですね。

諦めるときはできない理由を探して誰かのせいにしようとします。
自分は頑張りたいけど周りの環境が良くないとか。

こういうふうにならないためにも動機付けをしっかりとすることが大事ですね。

どれだけ優秀でも継続できないと意味がない

「継続は力なり」といいますが、どれだけ諦めずに続けるかですね。
すぐに結果につながることは続けやすいですが、なかなか結果が出ないことはしんどいものです。

勉強においても成果が出ているかどうか、すぐにはわかりません。
僕もテスト前の一夜漬けはすぐに結果に出るのでやりましたが、日々の勉強はあまりできていませんでした。

すぐに結果が出ないことを継続することは辛いです。

そういうときは必ず結果が出るスモールゴールを設定すると達成感が出ていいかもしれません。

・参考書を10ページ読む
・1時間机に向かう

まずは達成感を味わいつつ、継続できるシステムを作っていくこと大事であり、結果につながるのではないでしょうか?

まとめ

本書は子供への教育方法だけでなく、塾の講師への接し方・経営する上での考え方など、会社において参考になることもたくさん書かれています。

部下の才能をどのように伸ばせるのか?を真剣に考えている方には参考になるのではないでしょうか?

僕が本書から得たことは以下になります。

1、才能という言葉に惑わされず、努力を継続することが大事
2、才能に蓋をするようなことはやってはいけない
3、尖った部分こそ伸ばそう

最後までお読み頂きありがとうございました。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

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