【書評】「自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス(著:DaiGo)」感想

書評
スポンサーリンク

こんにちは、ハッシーです。

今回ご紹介する本は、メンタリストDaiGoさんの「自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス」になります。

マインドフルネスとは「気づき」のことです。
本書では不安をなくすためにどのような気づきが必要で、どう対策すれば不安を解消できるかを学ぶことができます。

皆さんはいま不安なことってありますか?
もしあるなら、その不安はどのようなことですか?

アメリカミシガン大学の不安についての研究で、下記のような結果が出ています。

今抱えている心配事のうち、80%は実際には起こらない。また残りの20%のうち、16%は準備をしていれば対応可能なこと。つまり、心配事のうち、実際に起こる確率は4%のみ。

つまり、人はほとんど起こらないことに対して不安を感じているということです。
いわゆる「取り越し苦労」というやつですね。

それなら心配しなくてもいいんじゃないかと思いますが、人の心はそんなに単純ではありませんよね?

本書では、このような不安に対する対策を知ることができます。
いつも不安に苛まれている方におすすめしたい一冊です。

メンタリストDaiGoさんのご紹介

人の心を読み、操る技術「メンタリズム」を駆使するメンタリスト。
企業研修や講演、コンサルティング、TV番組への出演など幅広いジャンルで活躍。
主な著書に『ムダに悩まない理想の自分になれる超客観力』、『知識を操る超読書術』、『「好き」を「お金」に変える心理学』、『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』、『ワンコイン心理術』、『ワンフレーズ心理テクニック』などがあり、累計発行部数は330万部を超える。

「自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス」(著:メンタリストDaiGo)より引用

僕が尊敬しているメンタリストのDaiGoさんになります。

DaiGoさんは意見をはっきり言うので信頼できるし、データに基づいているので納得しやすいですね。
多くの著書を出されているので、自分の興味にあった本を選んで読んでみては?

本書はこんな方におすすめ!

・常に不安なことを抱えている人
・精神が弱い人
・コンプレックスがある人
・不安に対して強くなりたいと思っている人

日曜日の夕方って憂鬱になりませんか?
よく「サザエさん症候群」と呼ばれたりもします。
サザエさんには罪はないのですが…

月曜日から仕事や学校が始まると思うと、どうしても憂鬱になります。
不安が襲ってくるのです。

しかし実際に月曜日になって会社や学校に行くと、いつものように時間が過ぎていきます。
日曜日に憂鬱になっていたのが何だったのかと思うくらいに。

このような不安を抱えている方には是非読んで頂きたいと思います。
せっかくの休みなのに、起こりもしないことで不安になり気が休まらないようでは、最悪の場合、鬱になってしまいます。

僕も極度の不安症なのでよくわかります。
でも最近はムダに不安を感じないように努力することで、少しは改善してきたかと思っています。
不安を感じないようにすることで気持ちも楽になりますし、時間も有効に使えるようになります。

不安をよく感じてしまうという方は一度本書を読んでみてはいかがでしょうか?
おすすめします。

本書のポイント・感想

本書の構成は以下ようになっています。

・はじめに
・マインドフルネス 基本のABS
第1章 今日から「無駄に悩まない」人になる
第2章 根拠なき自信をもって前を向く
第3章 思い込みをやめて、心をリセット
第4章 自分の弱みを生きる力に変えよう
第5章 人生を変えるマインドフルネス瞑想

各章では不安を解消し、強みに変える方法を知ることができます。

まず「マインドフルネス(=気づき)」については次のように述べられています。

マインドフルネスとは、普段見逃しているところを、先入観をもたず、ありのままに見ることによってさまざまに気づきを得ること。

つまり、大事なこと、本質に気づくことで、心の平穏につながるということ。

また、「マインドフルネスのABC」と呼ばれているものがあり、次のように紹介されています。

A=アウェアネス(Awareness)
自分が何をしているのかに気づくこと。
B=ビーイング(Being)
自分がしていることに気づきはするが、やっていることがいいことなのか、悪いことなのかといった価値判断や評価をせず、客観的にとらえること。
C=クラリティ(Clarity)
物事をあるがままに、明確にとらえること。

ちょっとわかりづらいかもしれませんね。

簡単に言うと、自分がやっていることに気づき、気づいたことに対して判断を下すのではなく、あるがままに、明確に、その物事をとらえること。
そして、あるがままに、「自分は不安な状態にあるな」ととらえ、何に対して不安を感じているかを明確にしていくこと、と述べられています。

自分を客観的にみて、何が不安なのかを明確にしないと、対策が打てないということではないでしょうか?
自分が何に対して不安になっているかがわからないこともあるので、何が不安なのか明確にすることは大事ですね。


次に本書の中で心に残ったところをご紹介していきます。

緑のなかを歩くと悩まなくなる

緑のなかを歩くと、反芻思考の回数が減っただけでなく、悩むときによく使われる前頭前野の活動も低下するそうです。
 ※反芻思考とは、同じことをいつまでもクヨクヨと考え、同じ悩みにとらわれていること

これはよくわかりますね。
自然のなかを歩いて悪い訳がありません。

僕はよく散歩しますが、森の近くや川沿いを散歩するとすごく気持ちいいです。
大自然と比べると、自分の悩みなんかちっぽけなものと思えてきて気が楽になります。

歩くことはいいこと尽くめですね。

自分を責めないためのマインドセット
1、失敗は学習ととらえる
2、自分と他人を比べない
3、正解は1つではないと考える

失敗は挑戦した証。
失敗することで成長できるので、失敗は良いことととらえるべきですね。

他人と比較してしまうと、自分の欠点に目がいってしまいます。
「あの人はすごい結果が出ているのに、自分は何も達成することができなくてダメだなぁ」と感じてしまうのではないでしょうか?

でも他人と比較しても意味はありません。
歩んできた人生も違うし、やっている方法も異なるので比較のしようがないのです。
比べるなら昨日の自分と比べるべきではないでしょうか?
昨日より成長できたことがわかれば、自己肯定感が高くなります。

また、正解も人それぞれなので、1つの方法で諦めるのではなく、常に他の方法も考えておくと、挫折せずに済むかもしれません。

人間はつねに「いま」がいちばん不幸に感じる

人は幸せのときにあえて不幸を感じることには、3つの効果がかかわっているそうです。

1、楽観バイアス
2、ポリアンナ効果
3、快楽の踏み車効果

詳しくは本書を読んで頂きたいのですが、これら3つの効果によって、根拠もないのに未来はいまよりよくなると考えて期待し、過去はやたらと美化し、幸せにはすぐに慣れてしまうというのです。

何となくわかる気もしますが、今が一番重要なのに、今が一番不幸に感じるのは残念ですね。
今を全力で生き、満足することが大切だと思います。
後悔しない行動をとることが大事かもしれませんね。

挑戦を増やしていくことによって、つねに自分は変化し、前に進んでいるという感覚を得ることが重要。

こういう感覚が大事ですね。

多くの成功者は、挑戦することが大切だと言っています。
悩んで不安になって怖気づいて挑戦できない、というような状況は避けなくてもいけません。

失敗しても大した問題ではない、と思うべきです。
あなたは3年前に失敗したことで思い出せることはありますか?
それほどないのではないでしょうか?
とすれば、失敗など記憶に残らないほど大したことがないということです。

挑戦して失敗し学ぶ、というサイクルを回すことが大事ですね。

歩行瞑想で不安を鎮める

歩きながら行う瞑想で、基本的には歩くことに全力で集中します。
普通の瞑想では意識が散漫してしまい集中できないという人におすすめです。

瞑想というと、スポーツ選手が集中力を高めるためによくやっているイメージがありますが、不安を解消する効果もあるそうです。

僕もよく瞑想しますが、呼吸に集中するのも難しく5分くらいしかできないので、歩行瞑想にも取り組んでみたいと思います。

まとめ

以上が、本書で紹介したい内容の抜粋となります。

不安を解消する、精神を鍛える方法はいろいろとあると思いますが、本書に記載されている内容であれば、割と簡単にできるのではないかと思います。

不安に思っていることでも終わってみれば大したことではなかった、というようなことはたくさんあります。
ムダに不安を感じていると精神的によくないので、ある程度の楽観は必要かもしれません。
ただ、本当に不安なことは一人で悩まずに、人に相談することも必要かなとも思いますので、抱え込み過ぎないように気を付けてくださいね。

本書を読むことで不安が減少するものと思います。
今を精一杯生きるために不安を取り除いていきましょう。


では、今回はここまでと致します。

最後までお読み頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました