【書評】「幸せになる勇気(著:岸見一郎・古賀史健)」感想

書評
スポンサーリンク

こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、岸見一郎さん、古賀史健さんの共著「幸せになる勇気」になります。
ベストセラーとなった「嫌われる勇気」の続編になります。

前著の「嫌われる勇気」では、哲人と青年の対話形式という形でアドラー心理学を学ぶことができました。

アドラー心理学は勇気の心理学。自分の人生は自分のために生きるのであって、他者の期待を満たすために生きているのではない。
自分のライフスタイルを変えるも変えないも自分が決めること。今この瞬間から幸せになることもできる。
過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。
「いま、ここ」を真剣に生きることが大事。

このようなことを知ることができました。
(たぶん合っていると思いますが、間違っていたらすみません…)

ちなみに「嫌われる勇気」の感想は以下で書いていますので、よかったら読んでください。



続編である「幸せになる勇気」では、アドラー心理学を知った青年が教師となっています。
アドラーの思想に基づいて教育を実践してきたがうまくいかない。
「ほめてはいけない、叱ってもいけない」という教育方針を守った結果、教室が荒れてしまったと。

そこで3年ぶりに哲人の書斎に訪れて、「アドラーを捨てるか否か」というテーマで議論を繰り広げる、というところからスタートします。

はたしてどのような結末になるのか?
また、幸せになる勇気とは?

大変興味深い内容となっていますので、是非読んでもらいたいなと思います。

著者のご紹介

岸見一郎(きしみ・いちろう)
哲学者。
1956年京都生まれ、京都在住。
京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。

専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989からアドラー心理学を研究。
日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。


古賀史健(こが・ふみたけ)
株式会社バトンズ代表。ライター。
1973年生まれ。

書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛ける。
2014年、「ビジネス書ライターという存在に光を当て、その地位を大きく向上させた」として、ビジネス書大賞2014・審査員特別賞受賞。

幸せになる勇気(著:岸見一郎、古賀史健)」より引用

本書はこんな方におすすめ!

・心の幸せを手に入れたい方
・人間関係に悩みを持っている方
・アドラー心理学を理解しつつ学びたい方

本書は対話形式であり、一つ一つ悩みや疑問を解決しながら物語が進んでいきます。
よって、ただ「アドラー心理学とはこういうこと」と説明されるよりも理解しやすいのではないかと思います。

もし悩みを持っているのであれば、本書を読むことで悩みが低減できるかもしれません。

本書のポイント・感想

本書は、アドラー心理学の本ではありますが、青年と哲人の対話という物語形式で話が進むため、小説的な読み物としても楽しめる内容となっております。

僕は、結末がどうなるのか気になって、読み出したら止まらなくなってしまいました。

ハッシー
ハッシー

ミステリー小説みたいに、推理し、楽しみながら読めるのがいいね!

本書の感想を言ってしまうと、ミステリー小説で犯人を最初に言ってネタバレしてしまう感じになってしまう気がします。
そうすると本書を読む楽しみが減ってしまうと思いますので、本書の詳しいポイントは割愛させて頂きます。

えっ!?

自分で考えながら読んで頂く方が楽しめますし、理解もしやすいのではないかなと。


「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」は、2冊1組なので、まだ読んでいない方は「嫌われる勇気」から順に読んだ方がいいと思います。

「嫌われる勇気」でアドラー心理学の基礎を知り、「幸せになる勇気」で理解を深める感じかな?

心理学と聞くと難しそうなイメージがあるかもしれません。
自分には理解できないのではないかと…。

しかし、本書はアドラー心理学を教える哲人と、アドラー心理学を学ぶ青年との対話であるため、理解できない人にわかりやすく教えることを主としております。
自分が青年の立場になっている感じになるんですね。

だから、僕のように心理学を学んでない人でも読めるのかなと思います。

ハッシー
ハッシー

世界で800万部(二部合計)越えは伊達じゃないね!

アドラー心理学で特に印象に残っていることを1つだけ述べるとすると次になります。

他者と自分を比較する必要はない。
健全な劣等感とは、「理想の自分」との比較から生まれるもの。
今の自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値がある。

現在の情報過多な世の中では、いろいろなことで他人と比べてしまいます。

ツイッターを見ると、他人の成功体験のオンパレードですよね?
お金をいくら稼いだとか、おいしいものを食べたとか、高級ホテルに泊まったとか、フォロワーが何人になったとか。
嫌でも比較してしまいます。

でも「理想の自分」とのみ比較し、今の自分よりも前に進もうとすればいいんだと思えるようになると、気持ちが楽になります。

少しでも成長するために努力しようと思えるようになるのではないでしょうか?

本書を読むことで、気持ちが前向きになれたような気がします。

是非みなさんにも同じような体験をしてもらいたいと思います。

また、今の自分を変えたい、ポジティブな気持ちになりたいというのであれば、下記の本もおすすめです。

人生を変える習慣が、100個も紹介されています。
簡単にできそうなものもありますので是非挑戦してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました