こんにちは、ハッシーです。
今回のテーマは、「ダウ理論」です。
FXをやっている人であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「ダウ理論」は全てのテクニカル分析の基礎と言われています。
じゃあ、ダウ理論を理解すれば勝てるようになるの?
このように思うかもしれませんが、「ダウ理論」を理解したからと言ってすぐに勝ちにつながる訳ではありません。
ただ相場は大衆心理で動きます。
多くの人が買いたいと思えば上がるし、売りたいと思えば下がります。
つまり相場で勝つためには大多数の方についていくことが重要なのです。
そう考えると、テクニカル分析の基礎と呼ばれる「ダウ理論」は知っておかないといけないですよね?
「テクニカル分析の基礎ということは、多くの人が意識しているということ」だからです。
FXは自分しか知らない必勝法があったら勝てるという訳ではなく、みんなと同じことをすれば勝てるのです。
勝つために個性は必要ありません。
そのためにもまずは「ダウ理論」がどんなものかを理解していきましょう!
詳しく理解しようとすると身構えてしまいますので、「ダウ理論ってそういうことなんだ」となんとなく理解できればいいと思います。
では、僕と一緒に勉強していきましょう!
ダウ理論とは?
ダウ理論とは、チャールズ・ダウが提唱した市場での値動きを評価するための理論。
Wikipediaより引用
ダウ理論は以下の6つの基本法則から構成されています。
1、平均はすべての事象を織り込む
Wikipediaより引用
2、トレンドには3種類ある
3、主要トレンドは3段階からなる
4、平均は相互に確認されなければならない
5、トレンドは出来高でも確認されなければならない
6、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
Wikipediaより引用させて頂きました。
いつもありがとうございます。
いずれも重要なことですが、この中でも特に重要なのが6番目の「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」ですね。
次に「トレンドの明確な転換シグナル」とは何かについて詳しく説明していきます。
トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
まず「トレンド」とはどのようなものか見ていきましょう!
ダウ理論で言うトレンドとは以下の状態のことを言います。
下降トレンド‥‥安値・高値とも切り下げて下降している
これはわかりやすいですね。
上昇トレンドでは、「高値1 → 高値2 → 高値3」と高値を切り上げ、「安値1 → 安値2 → 安値3」と安値も切り上げています。
下降トレンドはその逆です。
トレンドの方向にトレードするのが基本ですね。
こんな相場を見つけることができれば、勝率はアップするのではないでしょうか?
次に「トレンドの明確な転換シグナル」とはどういうことかを説明します。
下の画像を見てください。
高値1から高値3までは高値を切り上げていますが、「高値3 → 高値4」では高値を切り下げています。
安値も安値1から安値4までは切り上げていますが、「安値4 → 安値5」で安値を切り下げました。
高値・安値ともに切り下げたことで上昇トレンドを否定していますので、「上昇トレンド終了」と判断します。
この画像では高値1から高値4までは高値を切り下げていますが、「高値4 → 高値5」では高値を切り上げています。
安値も安値1から安値3までは切り下げていますが、「安値3 → 安値4」で安値を切り上げました。
高値・安値ともに切り上げたことで下降トレンドを否定していますので、「下降トレンド終了」と判断します。
以上が「ダウ理論」についての解説になります。
ダウ理論のついて理解できましたでしょうか?
なんとなくはわかったけど、実際のトレードはこんなにわかりやすくないよ!
こう思うのも無理はありません。
こんなにわかりやすく動いてくれたら誰でも勝ててしまいますね。
では実際のチャートを見てみましょう。
ダウ理論を実際のチャートで確認
実際のチャートで高値と安値をつなげてみました。
高値と安値が反転すると、トレンドが終了し、トレンド転換していますね。
これはまだわかりやすい方だと思います。
(わかりやすそうなチャートを探しました)
高値と安値の切り上げ、切り下げを意識することで、トレンド転換をいち早く察知できるかもしれません。
では次のチャートはどうでしょうか?
高値も安値も上がったら下がったりしているので、トレンドがわかりずらいですね。
レンジ相場のときはこのように方向感がないことが多いです。
トレンドが発生するまで待つのがいいかもしれませんね。
ダウ理論は高値と安値をつなぐだけですが、高値と安値のつなぎ方は人それぞれ違ってきます。
また時間軸によっても異なります。
自分の中で高値と安値のつなぎ方のブレを無くすように何度も試した方がいいでしょう。
ダウ理論のまとめ
トレードにおけるテクニカル分析には、ダウ理論をはじめ、ボリンジャーバンドや、MACD、RCI、移動平均線など、いろいろな方法があります。
トレードを始めたばかりのころは、いろいろなテクニカル分析を使ってみたりすると思いますが、1つのテクニカル分析だけで勝てるようになるのは簡単なことではありません。
ダウ理論もトレンド転換を見極める方法の1つですが、他のテクニカル分析と合わせることで、環境認識の確度を上げていくことが大事です。
優位性の高いところでトレードすることにより、負けるトレードをなくしていくことで、勝ち組に近づくのではないでしょうか?
僕もまだまだ勉強が必要なので、皆さんと一緒に勝ち組を目指したいと思います。
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