【書評】「やってはいけない読書術(著:石井貴士)」感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、石井貴士さんの「やってはいけない読書術」になります。
「やってはいけない読書」とはどういうものなのか?
このタイトルに興味を惹かれたので購入しました。

本書を読んでみた感想はというと、自分には合わないなというものでした。

理由は、本1冊を1分で読むためにどうするのかという内容だったからです。
見開き2ページを0.5秒で読み進めるという行為に理解が追いつくことができませんでした。

ではなぜ本書を紹介するのか?
それは、人によって考え方、能力、理解力などが異なるからです。
自分に合わないから他人にも合わないとは言えません。

少なくても本1冊を1分で読めればすばらしいことです。
僕にはまねができなくても、できるようになる人はいるかもしれません。

もし興味のある方がいましたら、一度読んでみてください。

著者のご紹介

石井貴士(いしい たかし)
1973年愛知県名古屋市生まれ。
私立海城高校卒。
代々木ゼミナール模試全国1位、Z会慶応大学模試全国1位を獲得し、慶応義塾大学経済学部に合格。
1997年、信越放送アナウンス部入社。
2003年、(株)ココロ・シンデレラを起業。
日本メンタルヘルス協会で心理カウンセラー資格を取得。
「本当に頭がよくなる1分間勉強法」は57万部を突破し、年間ベストセラー1位を獲得(2009年ビジネス書日販調べ)。
現在、著書は合計で86冊。累計200万部を突破するベストセラー作家になっている。

「やってはいけない読書術」(著:石井貴士)より引用

本書のポイント・感想

本書の特徴は「やってはいけない読書術」を理解して、それらを排除することで、結果として1冊1分のスピードで本が読めてしまうというものです。

例えば、次のようなものがあります。

✖ : 本はじっくり読むものだ
〇 : 本は素早くページをめくるものだ
✖ : 楽しみながら、本を読む
〇 : イライラしながら、本を読む
✖ : 理解しようとしてしまう
〇 :「理解は悪だ」と思ってトレーニングをする

これだけ聞いても理解できないですよね?
ここで本書のポイントを整理してみたいと思います。

【目標】
本1冊を1分で読めるようになること。
1日3冊、年間1000冊の本を読むこと。

【手段】
・ページを早くめくる
・見開き0.5秒で読む
・ネガティブな感情で読む
・文字は一切追わない
・理解しようと思わない

「手段」について詳しくみていきます。

1冊1分で本を読むためにやること

ページを早くめくる

「じっくり本を読むということがいいこと」という考えは、「情報処理スピードが遅いことがいいこと」と言っているようなもの。
早く読むと脳の情報処理が追いつかないと考えるのも間違いで、ページをめくるのが遅いから情報処理も遅くなっている。
つまりページを早くめくれば、情報処理速度も追いついてくると言っています。

見開き0.5秒で読む

本1冊を1分で読むなら、見開き2ページを0.5秒で読まないといけません。
このペースであれば1分で240ページの本が読めます。

見開き0.5秒で読むためにはいかにページを早くめくるかがポイントとなります。

・座って本を読む
・右手で本を持ち、左手でページをめくる
・ネガティブな感情を持つ
・文字を追わない

ネガティブな感情で読む

「楽しい時間は一瞬で過ぎ去るが、苦痛の時間は永遠に感じる」ため、イライラしながら本を読めば、1分が1時間に感じるということらしいです。

文字は一切追わない

本書は速読の一種ではありません。
文字を追わずにページをめくっていくことが重要とのこと。
本書の内容をマスターするためには、ページをめくるトレーニング、体感時間のコントロールのトレーニングが大事です。

理解しようと思わない

「理解禁止」が1冊1分になるためには不可欠。
眼球運動をしてしまったり、文字を追おうとしてしまったり、理解しようとしてしまう習慣があると、いつまでたってもできるようにはならないとのこと。


以上が1冊1分で読めるようになるために必要なこととなります。

本を読むという解釈が僕とは異なりますが、この方法をマスターすることで得られるものが大きければやる価値はあるのではないかと思います。

まとめ(本を読むことについて)

今回は、「やってはいけない読書術」をご紹介しました。

本書はいかに早く本を読むかといった内容でしたが、本の読み方はたくさんあると思います。
速読する人、一字一句漏らさず読む人、必要な部分だけ読む人、付箋を貼ったりマーキングしながら読む人、わからない漢字の読み方や言葉の意味を調べながら読む人など様々です。

どの方法がいいのかは私には判断できませんが、1つ言いたいことは「自分に合った読書方法を見つけましょう!」ということです。

読書をすることで、いろいろな人の考え方を知ることができますし、知識が増えることで、人生における選択支が増えることと思います。
また読書をしていると、気分も落ち着きますし、自己肯定感も上がるのではないでしょうか?

このように読書をするとのメリットはたくさんあるので、まずは本を読んでみることです。
自分に合った読み方をすることで継続して読書ができるのだと思います。

年間1000冊読む人もいれば、1冊も読まない人もいます。
しかし、他人と比べても全く意味がありません。
よく言われる大事なことは、「昨日の自分と比較すること」です。
過去の自分と比較して成長できたのかどうかが重要なのです。

まずは少しでも前進することですね。
本を読むといろいろなことを考えさせられるので好きです。

今回は以上になります。


最後までお読み頂きありがとうございました。

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