こんにちは、ハッシーです。
僕は2015年9月からFXを始めました。
結果はというと、最初の3年間はボロ負け、4年目はプラスマイナスゼロくらい、5年目はまた負けといった感じです。
原因としては何となくは予想はつくのですが、おそらくスプレッド負けが原因だと思っております。
FXの特徴としてはレバレッジが掛けられ、国内の証券会社であれば資産の25倍まで取引が可能です。
簡単に説明すると、以下のようになります。
1ドル=100円だと仮定すると、普通1ロット(1万通貨=1万ドル)取引するのに100万円かかります。
しかしレバレッジで25倍まで取引可能なら、1ロットを4万円で取引できることになります。
つまり実質4万円で100万円分の取引ができる訳です。
次に手数料がスプレッド分だけということで非常に安いこともポイントになります。
ドル円だと1ロットのトレードにかかるスプレッドは、たったの20円です。
このように少ない資産でも大きなトレードができ、しかも手数料も安いということで、ギャンブル的にトレードを繰り返し、結果、スプレッド負けてしまうのです。
このように自分でも負ける要因はわかっていましたが、どうしても感覚的なトレードになってしまうため、トレード方法も見直し検証することとしました。
まずやったことは、取引数量(ロット)を下げ、利確・損切りを大きくとることでスプレッド負けをなくすことを目標としました。
まだ一週間しか試していませんが、トレードスタイルを変えたときの感情を残しておきたかったのでブログにしました。
一週間のトレード結果はこちらに記載しております。
もし興味がありましたらご覧ください。
低ロットでトレードした結果、感じたこと
今までのトレードでは、まず25ロットでトレードし、場合によっては50~75ロットでトレードをしていました。
自分の資産を考えるとロットは大きかったと思います。
大ロットでポジションを持っていると、落ち着くことができませんでした。
夜中持ち越すときは、気になって安眠できていなかったです。
(以前、ポジション持ったまま酔っ払って寝たときに、60万くらいマイナスになっていたこともありました)
また大ロットだとすぐに数万円動くので、チキン利食い、損切りが多かったです。
ポジションを持っているのが怖かったです。
こんな状況でトレードをしていてもプラスになれば耐えることもできますが、資産は着々と減っていくのです。
チャートをずっと見ているにも関わらず。
これほど効率の悪いことはないと思い、一度ロットを下げてみることにしました。
多くのトレーダーがロットが低ければ負けることはないと言っているのも参考にしました。
ロットを下げて感じたこと、思ったことは以下6つになります。
2、チャートを見る機会が減った
3、pips数よりも金額を気にしていた
4、含み益は早く決済したいが、含み損はプラスになるまで持っていたい
5、ロットが小さくてもある程度の利益が出る
6、長く保有するといずれ戻ってくる
これらについて詳しく説明していきます。
保有しているポジションがあまり気にならなくなった
多少は気になりますが、10ロットくらいであれば随分と楽ですね。
ポンドは動くので怖いところもありますが、ドル円ならほっておいても問題なし。
しかもスワップポイントが付く方でポジションを持っているのであれば尚更放置しても大丈夫と感じるようになりました。
僕は自社株を毎月積み立てで購入していますが、株価がどうなったかをいちいち気にしていません。
数か月株価を見ていないことあります。
株価を見るのは売却しようと考えている時だけです。
このように気にならない程度にやるのがいいと思っています。
チャートを見る機会が減った
小ロットでトレードしようと思うと、少なくても20~30pipsくらいは狙いたいものです。
そうするとある程度の値幅が狙えるところでしかトレードできないので、チャートを見続ける必要がありません。
自分がチャンスと思えるところから遠い位置にある場合はしばらく見なくても済みます。
またポジションを持っているときも、OCO注文で利確と損切りの設定を入れておけばあとは放置できるため、チャートを見る必要はありません。
(本来ならチャートをみた方がいいのかもしれませんが、チャートをうまく読めないのであればみなくてもいいかな?と思います。)
この状況はかなり楽ですね。
今まではスキャルで3pipsでも取ろうと思っていたのでずっとチャートに張り付いていたけど、とてもしんどかったです。
チャートを見続けても勝てないのであれば、適度にみる方法でトレードしたいと思います。
pips数よりも金額を気にしていた
この感覚は誰でも持っているのではないでしょうか?
50ロットで1万円の利益と10ロットで1万円の利益では、金額は一緒でも内容が異なります。
50ロットの方がスプレッドが5倍になるし、1ロットあたり2pipsしか取れていません。
10ロットの方は1ロットあたり10pips取れています。
この差は大きいと思います。
少ない手数料でどれだけ利益を出せるのかが重要なのに、金額に惑わされて冷静な判断ができていない。
本来ならロット数に関わらず同じ感覚でトレードしないといけないのに、それができていない。
つまり大きなロットでトレードするレベルではないのではないかと思います。
今後はpipsに重きを置いてトレードしていきたいと思います。
含み益は早く決済したいが、含み損はプラスになるまで持っていたい
これは「プロスペクト理論」で示されている通りだと思います。
含み益は減らしたくないけど、含み損はゼロにしたい。
プラスとマイナスで感情が異なってしまうのです。
こういう感情があると、利益を伸ばすことは難しくなりますね。
ただロットを減らした方がpipsは伸ばせると思います。
僕の場合、1ロットで5pips(500円)くらいの利益が出ても何とも思わないですが、50ロットで5pipsなら25,000円になるのですぐに利確してしまいます。
小ロットでトレードすると、自分がどれだけチキン利食いをしていたのかがわかります。
ロットが小さくてもある程度の利益が出る
感覚的にはロットを小さくしても利確と損切りを大きく取れば、大きなロットの時と同じくらいの利益が出る気がします。
まあ、僕がスキャル下手なだけかもしれませんが…。
ポンドは1日に100~200pips程度動く時もよくあるので、10ロットで上手く取れれば10~20万円くらいの利益を出すことはできます。
「小ロットで大きな利益を出す」これが理想ですね。
長く保有するといずれ戻ってくる
これは間違っているかもしれません。
ただ自分がポジションを持った位置が、最高値または最安値であることはまずないと思います。
そう考えるといずれ戻ってくるはずです。
(絶対ではないのでどこで損切りするかは考えておく必要はあります)
もしポジションが逆行しても長い目で見て待つことも必要かと思います。
そのためには、ロットを小さくすることと、スワップポイントが付く方向であることが必要ですね。
ドル円のロングであれば、スワップポイントが1ロットで45~50円/日(2020年2月現在)くらい付くので、長く保有していれば為替が下がってもスワップポイントで挽回できます。
(※追記:2021年1月現在、スワップポイントは10円未満となりました。スワップポイントを期待してのトレードは避けた方がいいでしょう。)
仮に45円/日とすると、16,425円/年になります。
つまり為替が1.6円下がってもスワップポイントがカバーをしてトータルでプラスになります。
10年で考えると、16円下がってもプラスということになります。
小ロットであれば塩漬けにしてもいいくらいですね。
いわゆる外貨預金的な感覚です。
ただしスワップポイントがマイナスになる場合は、早い段階で損切りしないといけないかなと思います。
とにかく小ロットでのトレードを心掛ける必要があります。
このように考えてみると、小ロットでトレードする方がメリットが多い気がします。
大ロットでスキャルすると爆発的に利益が出る可能性がありますが、それはうまい人の話であって、下手な人は小ロットでトレードするべきだと思います。
自分のトレードを振り返ってみてそのように感じました。
今後のトレード方法について
小ロットで利確・損切りを大きく取ることは必須として、トレードの根拠をきちんと持ちたいと思います。
トレードの根拠を考えるようになると、無駄なトレードが減るはずです。
FXはエントリーする時が一番重要ではないかと思っています。
ポジションを持ったら、後は利確・損切りのポイントまで待つだけです。
トレードの根拠は間違っていてもいいので、自分なりに考えるようにしていきたいと思います。
とにかく勝ち組になりたいので、頑張っていきたいです。
皆さんも一緒に頑張りましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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