こんにちは、ハッシーです。
今回は、前田裕二さんの「メモの魔力」をご紹介したいと思います。
まず「メモの魔力」というタイトルはインパクトがありますね。
見た時にどんな内容なんだろうと気になってしまいました。
こういう表現の仕方もメモをとることからきています。
メモをとることの重要性は誰しも理解していると思いますが、皆さんはどのようにメモをとっていますか?
ただ単に、聞いたことをそのまま書いているだけになっていませんか?
まさに僕はそんな感じで聞いたことを忘れないためにメモをとっていました。
僕のように「メモは忘れ防止のためにとるもの」と思っている方は、本書を読むことで新たな気付きが得られるかもしれません。
上記はKindle版ですが、書籍もあります。
前田裕二さんってどんな人?
SHOWROOM株式会社代表取締役社長。
メモの魔力(著:前田裕二)より引用
2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業。
2013年DeNAに入社。仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。
2015年に当該事業をスピンオフ、SHOEROOM株式会社を設立。
テレビで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
メモをとる人として覚えている人も多いと思いますが、会社の社長でもあります。
1987年生まれなので、二十代のときに会社を設立しているなんてすごいですね。
僕はサラリーマンなので、経営者は憧れます。
本書はこんな方におすすめ!
メモの効果的なとり方だけでなく、アイデアの出し方、抽象化、自己分析から夢をかなえる方法まで多岐にわたって書かれているので、多くの方に読んで頂きたいと思いますが、特に下記の方におすすめします。
・言葉の表現力を上げたい人
・自己を詳しく知りたいと思っている人
・モチベーションを上げたい人
本書を読んだ感想
本書の構成は次のようになっています。
第二章 : メモで思考を深める
第三章 : メモで自分を知る
第四章 : メモで夢をかなえる
第五章 : メモは生き方である
終 章 : ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界をかえよう
特別付録 : 自分を知るための【自己分析1000問】
巻末特別企画 : SNSで募集した「人生の軸」
メモの取り方だけでなく、メモをどのように使うのか、結果人生をどう生きていくのかについて書かれています。
この中で僕が気になったフレーズをもとに感想を書いていきたいと思います。
「記録」ではなく「知的生産」のためにメモをとる
メモには2種類ある。
「記録のためのメモ」と「知的生産のためのメモ」と述べられています。
僕を含め多くの人は、「メモ」と聞くと「記録のためのメモ」と捉えるのではないでしょうか?
聞いたことを忘れないようにするためにメモをとる。
会話を録音できるのであれば録音の方が楽だと思っていました。
しかし本書では、
「知的生産のためのメモ」…人間にしかできない
と定義されています。
このように区分けされると、 僕がとっていたメモは「記録のためのメモ」になります。
多くの方も、「記録のためのメモ」をしてしまっているのではないかと思います。
そもそも子供の頃からメモをとることの重要性は教えられるけど、そのメモをどのように活用するかは教えられていないですね。
自分で考えることも必要ですが、本書のように解説して頂けると助かります。
僕は今までメモをとることで満足してしまい、メモした内容を活かせていなかったと反省しています。
知的生産のためのメモはほとんどないかな?
「記録のためのメモ」から何を考えるのか、どのようなアイデアを出すかを真剣に考えていかないといけないですね。
「抽象化」は人間に与えられた最強の武器
「抽象化」がメモ術の根幹と述べてられいます。
人間に与えられた最も重要な思考機能であり、最大の武器であると。
抽象化というとわからづらいかもしれませんが、誰もが使っています。
人と話をするときに、内容をわかりやすくするため、
「例えば、〇〇〇〇みたいなこと」
というように、例えを入れて話すことはあると思います。
これが抽象化になります。
僕の経験からしても、抽象化が上手な人は話がわかりやすく、説得力があります。
抽象化するためには知識も必要ですし、よく考えることも必要なので大変ですが、相手に思いを伝えやすいと思います。
抽象化のやり方は本書で具体例とともに記載されています。
「抽象化」のことが書かれている著書は少ないと思いますので、是非読んで頂きたいです。
「我見」と「離見」が抽象化を加速させる
自分を一歩引いて客観視することで、抽象化の能力が上がると述べられています。
これはよく使われると思いますが、広い視野を持つとか、俯瞰的にみるとかと同じですね。
人は自分がやっていることに対しては視野が狭くなってしまい、正しい判断ができなくなることがあります。
しかし、他人からは視野が広く見えるものです。
会社でも視野を広く持てとよく言われますね。
物事を客観的に見ることで、全体の構造や本質に気付きやすくなるため、抽象化がうまくなるそうです。
わかってはいるけど実際に客観的にみることは難しいですね。
「言語化」で夢は現実になる
本書でも書かれていますが、よく「引き寄せの法則」と言われますね。
多くの著名人が、「夢を紙に書け」とか「目に見える場所に貼れ」とか言っています。
「紙に書いても書かなくても同じじゃないか」とずっと思っていましたが、最近になってやはり夢は紙に書いた方がいいような気がしています。
紙に書いた夢や目標は書き直さないと変えることができないけど、頭で思っていることはすぐに変えることができます。
頑張ってやっていることを人に話すとやめずらくなることと同じかな?
また、夢も「お金持ちになりたい」というような漠然とした内容よりも、具体的に書いた方がいいです。
夢を具体的に書けるくらいしっかりと考えることが大事ということですね。
具体的な目標であればやるべきこともすぐわかるはずなので、ゴールも近づきます。
メモで「創造の機会損失」を減らす
「記憶に残らないことは重要ではないから必要ない」と考えるか、「些細なことでもメモして残しておくべき」か。
どちらが正しいのかわからないですが、前田さんはメモして残しておくべきだと仰っています。
また記憶することは脳のスペースを使用するとも言っています。
僕も些細な事でもメモに残しておいて損はないと思っています。
仕事をしていても、「なんて言っていたっけ?」というようなことはよくありますし、自分の記憶もあてにならないと思っているので、できる限りはメモしておきたいですね。
「記録のためのメモ」かもしれませんが…。
まとめ
「メモの魔力」を読んで感じたことは、何事にも一生懸命取り組むことが大切だということです。
前田さんはメモをとることの重要さを述べていますが、メモをとることは手段の一つであり、根底にはすさまじい努力があるのだと思いました。
成功されている方の多くは、努力を努力と感じさせないくらい努力しています。
本書を読むと自分はまだまだ努力が足らないと思います。
頑張らないといけないですね。
最後に、『 巻末特別企画 : SNSで募集した「人生の軸」 』を見てください。
約1000人分の人生の軸(一番大事にしている価値観)が載っています。
自分の人生の参考になるような言葉がたくさんあるので、やる気が出てきますよ。
今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
上記はKindle版ですが、書籍もあります。
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