【書評】「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術(著:オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ)」感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、オリバー・ベレス氏グレッグ・カプラ氏の共著である「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」になります。

FXや株をやっている人なら読んでおきたい名著と言われています。
(内容は株についてですが、FXでも十分通用する内容となっています)

本書は「デイトレード」というタイトルではありますが、チャートは1つも出てきません。
テクニカル分析やファンダメンタル分析を学ぶのではなく、トレードに対する考え方、取り組み方を学ぶことができます。

トレードでは精神状態が重要と言われますが、本書では参考になる言葉が多くあります。
特にデイトレードに特化しています。
自分のトレードにも当てはまるようなことが多くあると思いますので、トレードで勝ち組を目指したい方は是非読んでみてください。
名言が見つかるかもしれませんよ。

読んで後悔することはない、おすすめの一冊となります。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

著者のご紹介

オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ
トレーダー教育と投資投資情報提供を手がけるプリスティーン・キャピタル・マネジメント社の共同創業者。
同社が運営するWebサイト「Pristine.com」(http://www.pristine.com/)は、バロンズ社により「オンライン・トレーダーのためのNo.1サイト」に選ばれている。
購読者に向けてマーケット情報を提供するとともに、両者とも現役のデイトレーダーとしてオンライン市場で日々しのぎを削っており、そのキャリアは10年以上になる。
ともに、米国オンライン・トレーディング業界で最も定評のあるスピーカー(講演者)でもある。

「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」(著:オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ)より引用

長年トレーダーとしても活躍されている方になります。
勝ち続けるということは簡単なことではないので、トレーダーを続けられるということはすごいことですね。

またトレードを教えてもいるということなので、本文の内容にも説得力があります。

本書はこんな方におすすめ!

・トレードですぐに感情的になってしまう人
・株やFXをこれから始めようと考えている人
・損切りができない人、苦手な人
・テクニカル分析の勉強に飽きてきた人

本書では、トレード技術を学ぶというよりは、トレードに対する考え方を学ぶという表現が適していると思います。

トレードで勝てるようになるためには、トレードに対する正しい考え方を身に付けることが必須です。
早い段階で本書に出会うことで、遠回りせずに勝ち組に近づくのではないかと思います。

トレードですぐに感情的になってしまったり、損切りができなくて大負けすることがある人など、メンタルを鍛えたいと思っている方におすすめしたいです。

本書のポイント・感想

まずお伝えしたいことは、本書はデイトレード用に書かれた内容であるということです。
デイトレードとは、数分から一日、長くても2~3週間くらいのトレードを指します。

長期的なトレードをする人からすると、おかしなことを言っているなと感じる部分もあるかと思います。
ただトレードの仕方は人それぞれ、勝ち方も人それぞれなので、自分の参考になる部分を吸収していってもらえれば幸いです。

では、本書の中で僕が共感したところをご紹介していきたいと思います。

「正しいトレーディング」とは、「正しい思考」の結果である。
また「トレーディングを成功に導くには、2種類の欠点を持つ人を探すことが必要である。
つまり、割安な値段で売ってくれる人、そして、割高な値段で買ってくれる人である。」

このように述べられています。

トレードで勝った、負けたということはそれほど大事ではなく、考え方が正しいかということが大事だということですね。
結果より過程を重視する考え方には共感が持てます。

まずは自分の考えが正しいかどうかを判断できるだけの能力を身に付けることが必要なのだと思います。

トレーディングの初心者が失敗する要因は「ギャンブル」と「職業としてのトレーディング」を区別できないこと。

トレードをギャンブルと考えた時点で負けだと思います。
パチンコやスロットでも同じで、ギャンブルと思っている人は勝てません。
(スロットは得意なので言わせてください)

トレードの結果で一喜一憂していてはダメということですね。
淡々と決められた通りに繰り返していくことが大事だと思います。

トレーダーが活用できる道具の中で最も優れているものは自己の心である。心を適切に使用することができれば、トレーダーとしての成功は半ば約束されたようなものである。

トレードで一番大切なことはメンタルということですね。
その通りかなと思う一方で、メンタルを鍛えるのがどれほど難しいかを実感しています。

いくら優位性の高いところでエントリーしても利益を伸ばせないこともあるし、損切りしようと思っていても損切りできないこともあったりします。

心を適切に使うって難しいですよね。

多くの人々は、勝者が自信と確信を得ているのは彼らが勝っているからだと思うが、実際は、勝者は自信と確信を得ているから常に勝てるのである。

先程と一緒で、精神状態が重要ということですね。

何事においても成功者に成り切ることが大事といいますが、トレードにおいても自信を持つことは大事ということです。
ただ自信を持つだけではなく、その過程も身に付けることも大事だとは思いますが…。

参考になりますね。

逆境、損失はマーケットから得られる最高のお土産。
損失を被ることはチャンスである。

トレードにおいては、自分の負けトレードは貴重なデータだと思います。
負けトレードを潰していくことで、負けづらくなっていく、つまり勝てるようになっていくのです。

負けトレードとなったときに、その記憶を忘れるのか、次に活かそうとするのかで、トレーダーの成長度合いが決まるような気がします。
負けトレードというプレゼントを開けるも捨てるも自分次第です。

僕もトレード記録を付けることによって、収支が改善してきました。
ちなみにトレード記録に関する記事はこちらに書いていますので、よかったら見てください。

間違った行動により得た利益は、利益でも何でもない。
繰り返し間違った行動をとれば、最終的にトレーダーは破滅する。

つまり過程が大事ということですね。

トレードにおいては、ギャンブルのようなトレードで勝っても意味はない。
例えば、負けたときに負けを取り戻そうとして感情的になってしまうことってありますよね?
そんな状態では仮に勝っても意味がないということです。

そのような行動をしていればいずれ破滅するのは明らかですよね。
当たり前のことだけど、それができないのが人間かなと思います。

この言葉は肝に銘じておきたいですね。


以上が、本書で共感した内容となります。

他にも参考になることはたくさん載っています。
文字だけの300ページくらいある本なので、大変読み応えがある内容ですが、これからトレードを極めていきたいと考えているのであれば、一読しておくべき一冊かなと思います。
もし興味がありましたら読んでみてください。


今回は以上となります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

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