【書評】「頭を鍛える5つの習慣(著:水上颯)」感想 / 今すぐ実践してみよう!

書評
スポンサーリンク

こんにちは、ハッシーです。

今回ご紹介する本は、水上颯さんの「頭を鍛える5つの習慣」になります。

本書を読もうと思ったきっかけは、水上さんがテレビ番組の「東大王」という番組に出ていて興味を持ったからです。

やはり東大という肩書は強いですね。


内容はわかりやすく書いてもらってあるので、誰でも簡単に理解できると思います。

東大生がどのように考え、どうやって知識を増やしているかは、学生ならもちろん、社会人でも参考になるところはたくさんあります。

誰でも賢くなりたい、知識を増やしたいという欲望はあると思います。

本書を読むと、知識欲が刺激されるかもしれません。

水上颯さんってどんな人?

東京大学医学部6年生。
1995年山梨県生まれ。
2012年、私立開成高等学校在学中に、第32回全国高等学校クイズ選手権で優勝。
2014年、東京大学理科三類に現役合格。
2017年、高い志と異能を持つ若手人材支援を行なう公益財団法人 孫正義育英財団の財団生(1期生)に選ばれる。
TBS系「東大王」に東大王チームとしてレギュラー出演中。
その他、クイズ番組を中心に、テレビ出演多数。
本書が初の著書となる。

「頭を鍛える5つの習慣」(著:水上颯)より引用

テレビ番組「東大王」などクイズ番組で見かけたことがある方もいるのではないでしょうか?

クイズ番組での圧倒的な強さは圧巻ですね。

東京大学理科三類という申し分ない学歴といい、頭に良い人には惹かれるものがあります。

本書はこんな方におすすめ!

・勉強の仕方が分からない人
・効率よく勉強したいと思っている人
・知識を高めたいと思っている人
・水上さんを詳しく知りたい人

本を選ぶときに、内容で選ぶことが多いと思いますが、著者で選ぶこともあるかと思います。

この「頭を鍛える5つの習慣」は、水上さんが書いた本だということで選びました
東大生でクイズが得意となれば、興味が湧きますよね?


で、内容はというと、東大に入るための勉強方法を記載しているのではなく、知識を得ることの大切さを述べております。

限られた時間の中でいかにして効率的に知識を得るか、を学ぶことができます。

水上さんの初の著書ということもあり、水上さんの考えが全てつまっていると思います。

現役東大生が書いた本なので、社会人としてではなく、学生目線で書かれているのが非常にいいですね。

2、3時間で読める内容ですし、かけた時間以上のものを得られると思います。

学生の方は是非読んでみてください。
モチベーションも上がると思いますよ。

本書のポイント・感想

本書は5つの章で構成されています。

<本書の構成>
1章  勉強の習慣
2章  読書の習慣
3章  記憶の習慣
4章  時間の習慣
5章  アウトプットの習慣
特別付録  水上颯をつくった10冊

各章で僕が気になったところをご紹介していきたいと思います。

1章 勉強の習慣

大きな目標を小さな目標(スモールステップ)に分解する

よく言われることですね。

うまく目標設定を行い、継続してやりきることが大切です。

学校ではノートを取らず、その場で覚えれるように頭を使う

その方がいいんだろうなとわかっているけど、先生が黒板に書いたことを丸写ししてしまいますね。

僕はノートをきれいに書くことで達成感を得ていたのでダメだったのかもしれません。

ノートをきれいに書くことが目標ではないですからね。

理解するためにはどうすることが一番よいか、自分なりに考えることが大事なのではないでしょうか?

テストでは「得意を伸ばす」より「苦手を潰す」

90点取れる教科を伸ばすより、50点しか取れていない教科を伸ばす方が、伸びしろがあるので、当たり前と言えば当たり前ですね。

東大生は、1科目がめちゃめちゃできるより、全科目がそこそこできる人が多いとのことです。

勉強は「時間」より「成果」を重視する

人は達成感、満足感を得たいと思う生き物なので、すぐに判断できない「成果」よりも「時間」で達成感を得ようとするのかもしれません。

「今日は5時間も勉強した」と言えば達成感はありますが、評価されるのはテストの点数です。

ただし、頑張ったことを褒めてあげないとモチベーションも上がらないので、成果だけに固執すると頑張れないかもしれないので気を付けましょう。

先延ばしにせずに「今」勉強する

先延ばしにしてもいいことはないので、一番若い「今」頑張ることが大事です。

将来後悔しないためにも「今」から頑張りましょう。

2章 読書の習慣

読んで損な本はない、読むと必ず新しい発見がある

水上さんは、幅広いジャンルの本を読むようにしているそうです。
一冊の本を読んだら次は違うジャンルの本を選ぶ。

小学生の頃から1日2冊の本を読んでいたというから、素晴らしいですね。
しかも飛ばし読みはせずに、一文一文じっくりと読むとのこと。

本との向き合い方が大事ですね。

「著者の主張は正しい」とは限らない

僕は本に書いてあることは正しいことなんだろうと思ってしまいますが、疑うことも必要なんですね。

思考停止に陥らず、自分で考えて理解するということなんだと思います。

本は「知る」より「考える」ためのもの

考えるためには理解できないといけません。

ただ読んで「知る」だけでは理解は深まらないということですかね?

考えることってほんと大事だと思います。

読書習慣を身に付けるためには、自然と本に手を伸ばすような環境に自分を置くことが大切

もしスキマ時間があったら何をしますか?

こう質問すると、多くの人はスマホを見るのではないでしょうか?
家だったらテレビをみたりとか。

そうならないために、スマホを近くに置かないなどの環境を整えているそうです。

気持ちだけでなく、本を読むしかないという環境をつくることも必要かもしれません。

3章 記憶の習慣

暗記のモチベーションを上げるには、「これだけ新たな知識がついた」と具体的に確認してみること

水上さんはクイズ番組が確認の場と言っていますが、誰でもできる確認方法は「書き出してみる」ことと述べられています。

どれだけ覚えられたかがわからなければいずれやる気はなくなってきますが、暗記できたことがわかればモチベーションも上がりますよね?

忘れないためには覚え直すのが効果的

エビングハウスの忘却曲線を利用した暗記アプリ「reminDO」を使うと効率的に覚えられると紹介されています。

僕の時代にはそんないいものはなかったです…。

誰でも覚えるためには繰り返し記憶すると思いますが、科学的に効率的と証明された方法にて覚え直した方がいいですよね。

こういうアプリを使っている人は頭が良さように見えます。

寝る前に今日は何を覚えられたか振り返る

振り返りって大事ですよね?

でも寝る前に振り返ると寝れなくなりそう…

情報を関連させながら記憶する

紐づけしながら記憶していると、思い出すときのきっかけになりますよね?

僕は歴史が苦手ですが、歴史に詳しい人は頭の中でストーリーができていると思います。

物事が関連していると忘れにくいですね。

疑問に思ったことはその場で調べ、その場で解決していく

これは非常に大事かなと思います。

後で調べようと思っても、調べないで終わることが多々あります。
何を調べようとしたかも忘れてしまうものです。

水上さんはわからないことをメモ帳に書いているそうですが、一つ一つ知識を増やしていくことは大切ですね。

「経験知」をためると重層的な知識がつく

覚えるだけでなく、実際に経験してみること。
そうすることでより知識が身に付くと言っています。

確かに覚えるだけよりも体験した方が覚えていますよね?
実際に見て感じる方が、吸収できることが多いと思います。

4章 時間の習慣

すきま時間を「減らす」のではなく「生かす」

大切な時間をいかに有効に使うか。

すきま時間が1分あれば過去問を解き、10分あれば読書をするそうです。

頭が良い人は才能があるのではなく、努力しているのです。

結果を出している人は誰もが時間は大事と言います。
自分のためになる時間の使い方をしないといけないですね。

スマホとは「適度な距離感」を保つ

手軽に時間を潰せるのがスマホです。

暇ができるとスマホをいじる人が多いと思います。

スマホでもいろいろと有益なことはありますが、時間を潰すために使うのはもったいないですね。

潰す時間なんてありません

「何をしていたかわからない時間」を過ごさない

これも無駄な時間を過ごさないための考え方ですね。

一日が終わるときに、「今日も何もできなかったな」となってはもったいない。

後悔しないためにも、有益な時間の使い方をするように心掛けないといけませんね。

「自分が一番輝けるものは何か」について見極め、それを磨き上げていくことが重要

社会に出てからは、苦手なことを克服するより、得意なことを伸ばした方がいいと思います。

得意なことを活かすことで、自分にとっても社会にとっても有益になるのではないでしょうか?

「何でもできる人」よりも「ある分野で秀でた人」が求められる時代になってきたのだと思います。

内省がなければどんな経験も成長にはつながらない

その通りですね。

自分の行動を振り返って反省することで成長できるのだと思います。
やりっぱなしでは、同じ失敗を繰り返すことになります。

5章 アウトプットの習慣

問題づくりでまとめる力がつく

水上さんはクイズが得意なので、アウトプットもクイズで行うことが多いそうです。

クイズにするには知識をうまくまとめることが必要になります。
簡単そうで難しいですよね?

確か、ロザンの宇治原さんも歴史上の人物を答えにした問題を作ると覚えられると言っていました。

知識を教え合う

自分が知っている知識でも、人に説明しようとすると難しいものです。

人に教えられるまで理解できれば知識を自分のものにできたと言えるのかもしれません。

人が理解できるように教えるのって簡単ではないですね。

知識・考えの偏りをなくすためにも、発信の場を複数もつ

似た者同士集まると話も合ってたのしいですが、知識や考えが偏りそうですよね?

人は確証バイアスが働くので、自分の考えに近いものを探してしまうものです。

いろいろな意見に触れる方が成長できるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

水上さんの考え方に共感できる部分もあったのではないでしょうか?

東大生だから賢いのではなく、努力をしてきたから賢いのだと改めて感じました。

人は結果をみて、「あの人は才能があった」とか「生まれつき賢い」といいますが、ほとんどの人は相当な努力をしてきたのだと思います。

自分にはまだまだムダな時間がありますので、少しでも結果を残せるように努力していかないといけませんね。

本を読むといろんなことを考えさせられます。

皆さんも、本を読んで内省してみてください。
必ずプラスに働きますよ。

今回はここまでとします。


最後までお読み頂きありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました