【書評】『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ(著:ピーター・ディアマンディス&スティーブン・コトラー)』感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、ピーター・ディアマンディス氏とスティーブン・コトラー氏の共著『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』になります。

本書は、「テクノロジーに関する各分野で、どのような地殻変動が起こっているかを俯瞰的に把握するのによい入門書」と解説させています。

入門書というには難しいような…

本書の内容には、「量子コンピュータ」、「人工知能」、「ナノテクノロジー」、「バイオテクノロジー」、「仮想現実(VR)」、「拡張現実(AR)」、「3Dプリンティング」、「ブロックチェーン」など、様々なテクノロジーが紹介されています。

確かに難しい内容だとは思いますが、知っておきたい内容でもありますね。


人類が現れてから20万年、長い年月をかけて進化してきた人類が、ここ100年で急激な変化を遂げています。
パソコンができて、インターネットで世界とつながって、更に技術の進化が加速しています。

しかし、ここ10年よりもさらに激しい進化が起ころうとしているというのです。
それも遠い未来ではなく、近いうちに。


本書を読むと、どのような未来がやってくるのか、そのヒントを知ることができます。
大変興味深い内容の本でしたので、ご紹介したいと思います。

著者のご紹介

ピーター・ディアマンディス(Peter H. Diamandis)
Xプライズ財団CEO。シンギュラリティ大学創立者。起業家としては、長寿、宇宙、ベンチャーキャピタル、およびテクノロジー分野で20以上の会社を設立。
2014年にはフォーチュン誌「世界の偉大なリーダー50人」に選出され、そのビジョンはイーロン・マスク、ビル・クリントン元大統領、エリック・シュミットGoogle元CEOなどから絶賛されるなど、シリコンバレーのみならず現代アメリカを代表するビジョナリーの1人である。

スティーブン・コトラー(Steven Kotler)
ジャーナリストにして起業家。身体パフォーマンスの研究機関フロー・リサーチ・コレクティブのエグゼクティブ・ディレクター。ディアマンディスとの共著に「楽観主義者の未来予測」、「BOLD突き抜ける力」がある。

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ 』(著:ピーター・ディアマンディス&スティーブン・コトラー)より引用

シンギュラリティ大学の創立者って、すごいですね。
シンギュラリティ(技術的特異点)は非常に興味があるので、どんな大学なのか気になります。

本書はこんな方におすすめ!

・テクノロジーに興味がある人
・新しいものが好きな人
・好奇心旺盛な人

本書は、知的好奇心を満たしてくれる一冊かなと思います。
これから訪れる未来がどういうものなのか、想像しながら読んでみてください。

本書のポイント・感想

テクノロジーの進化が行きつく先はどのような未来なのか?

本書では、「これからの10年(2030年頃まで)が、劇的なブレークスルーと世界を一変させるようなサプライズに満ちたものになるのは間違いない。」と述べられています。

進化するテクノロジーと、別の進化するテクノロジーがコンバージェンス(融合)することにより、多くの産業で破壊的変化が起きているそうです。

しかもコンバージェンスが加速度的に起きており、それば世界の変化のスピードと規模を一気に高めてきたとのこと。

ハッシー
ハッシー

簡単にいうと、ものすごい速さで技術が進歩しているということだね。

確かに、インターネットが生まれてから、世界の企業の勢力図は大きく変わったと思います。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、フェイスブックなど、IT企業が世界の時価総額ランキングのトップ10に入っています。

はるか昔は、日本の企業が上位を独占していました。
技術の進歩が、世界を変えているということですね。

では、テクノロジーの進化とはどのようなものか?

例えるなら、「ムーアの法則」がわかりやすいかもしれません。
「ムーアの法則」とは、集積回路上のトランジスタの数が18か月ごとに倍増していること。
コストは変わらず、性能は1年半ごとに倍増する。

他にも様々な分野で、このようなテクノロジーの進化は起こっているのです。

そして、それぞれの進化が合わさったときに、どのような未来が訪れるのか?
その一部を本書では紹介しています。

空飛ぶ車」、「ハイパーループ」、「ハイパーパーソナライゼーション」、「ブレイン・コンピューター・インターフェイス(BCI)」、「寿命脱出速度」など。
聞きなれない言葉が多いですが、こんな未来が来るかもしれないなと読むとおもしろいです。

詳しく知りたい方は本書を読んで頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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