【書評】「倒れない計画術(著:メンタリストDaiGo)」感想/段取り上手になる方法

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回は、DaiGoさんの「倒れない計画術」をご紹介します。

「倒れない計画術」というタイトルを聞いて気になった人は多くいるのではないでしょうか?

僕もその一人です。
いろいろと計画はしてみるものの挫折することが多く、計画通りにいかないことが多々あります。

もし計画を思い通りに達成することができる方法があるとすれば、こんなすばらしいことはないと思い、本書を読むことにしました。

本書を読むことで計画を実行することに対する気付きが得られるかもしれません。

もし興味がありましたら読んでみてください。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

DaiGoさんってどんな人?

慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。
人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。
英国発祥のメンタリズム(人の心を読み、操る技術)を日本のメディアで初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして多くのTV番組に出演。
その後、活動を広げ、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動している。

倒れない計画術(著:DaiGo)より引用

TVでお馴染みのDaiGoさんです。

メンタリストとして活躍されている一方、様々な分野で活動されてます。

本書はこんな方におすすめ!

・段取りが苦手な人
・目標を達成したいと思っている人
・人生を豊かにしたい人
・効率的に仕事をしたい人

本書では目標の設定の仕方、計画の立て方、取り組む姿勢、挫折を防ぐ方法など、計画を達成させるための様々な方法が書かれています。

この1冊を読むことで計画倒れになることが減り、人生をより豊かにすることができるのではないかと思っています。

大変読みやすい内容ですので、一日もあれば読むことができます。

本書のポイント・感想

僕が参考になると思ったポイントは以下7つ。

1、「計画錯誤」をなくす
2、マルチタスクは生産性を下げる
3、「確証バイアス」が人の判断を誤らせる
4、最も効果的なゴールの設定方法「MACの原則」
5、人の幸福感は自分の人生をどのくらい自分でコントロールできているかに比例する
6、「チートデイ」を前もって計画する
7、「後方プランニング」で段取りする

詳しく説明していきます。

「計画錯誤」をなくす

「計画錯誤」とは、人は何かに取り組むときにかかる時間や労力を軽めに見積もってしまうこと

この計画錯誤はよくやってしまいますね。

仕事で報告書を作成する時間、打ち合わせにかかる時間、プライベートで言えばブログを1記事作成するのにかかる時間、本を1冊読むのにかかる時間など、だいたいは予想した時間よりもかかってしまいます。

自分は時間の見積もりがあまいのかと思っていましたが、計画錯誤と言われるように一般的なことでひとまず安心しました。

本書では計画錯誤の罠から脱する方法は2つあると述べられています。

1、あなたをよく知る人にどれくらい時間がかかるか予測してもらう
2、あなたがよく知る同僚に同じ作業をしてもらったときに、どれくらい時間がかかるか予測する

つまり「客観的」にみることで時間の見積もりの精度が増すというのです。

また自分の行動のログをとり、かかる時間を把握することでも時間の見積もりの精度が上がるそうなので、試してみることで計画通りに物事が進むようになるかもしれません。

僕も一度、2週間ほど自分の行動のログをとってみたことがありましたが、予想以上に時間がかかってしまう作業が多くあることと、無駄な時間が多くあることに気付きました。

人は思った程、自分を理解できていないかもしれないですね。

マルチタスクは生産性を下げる

マルチタスクは作業効率を40%低下させ、シングルタスクに比べて作業時間が50%長くなり、作業ミスが50%増加する。

僕はマルチタスクは苦手です。

仕事ができる人はマルチタスクができる人で、マルチタスクが苦手な僕は能力がないのかと思っていましたが、そんなことはないみたいですね。

マルチタスクは満足感は得られるが成果を残せていないことが多いとの結果もあるみたいなので、シングルタスクで効率的に進めていった方が良さそうです。

マルチタスクは集中力が途切れるし、効率が悪いと思っていたので、疑問が晴れてすっきりしました。

「確証バイアス」が人の判断を誤らせる

「確証バイアス」とは、「こうあってほしい結論」を思い定めたとき、それに合致する情報だけを集め、合致しない情報は無視する傾向のこと。

これはよくあります。

特に感じるのはFXをやっているとき。
(FXは2015年からやっています)

FXで買いポジションを持っていると、上昇する情報だけを探してしまい、下降しそうな情報は間違っているんじゃないかと思ってしまいます。

自分に有利な情報だけを集めてしまうので、客観的には見れないですね。

確証バイアスによって失敗しないためには、予め「失敗する、挫折する、計画外のことが起きる」ことを計画に盛り込んでおくことだそうです。

最も効果的なゴールの設定方法「MACの原則」

「MACの原則」のM、A、Cとは、以下となります。

M=Measurable(測定可能性)
目標(ゴール)が数字として測定可能なこと
A=Actionable(行動可能性)
目標(ゴール)を正確に把握し、そこにたどり着くまでのプロセスを明確に書き出せること
C=Competent(適格性)
目標(ゴール)を達成することが、自分の価値観に基づいていること

詳しい説明は本書を読んで頂きたいと思いますが、目標をきちんと設定することの重要性について述べられています。

特に重要なのがCompetent(適格性)と述べられえていますが、自分の価値観に合っているかどうかは大切ですね。

ここがブレると継続できないような気がします。

人の幸福感は自分の人生をどのくらい自分でコントロールできているかに比例する

確かに自分の計画通りに進むと達成感があります。

逆に多くの人と行動を共にするきときは、自分の思い通りにならずイライラすることがありますね。
(ちょっと意味合いが違うかな?)

幸福度が増す休日のすごい方には次の3Cが重要と述べられています。

1、Challenge(チャレンジ)=挑戦
2、Controllability(コントローラビリティ)=自分の思い通りに過ごすという意味
3、Careful planning(ケアフルプランニング)=綿密な計画、段取りを立てる

時間に余裕を持ち、休むことを意識することで幸福感が増すそうです。

「チートデイ」を前もって計画する

事前にチートデイ(サボる日)を予定に組み込んでおくことで、モチベーションが維持できる。

あくまで事前にチートデイを計画しておくことが大事と述べられています。
そうすることで、「チートデイまで頑張ろう」というモチベーションが保たれ、結果、計画がうまく進むことが多いそうです。

確かにご褒美があった方がそこまでは頑張れる気がします。

普段の生活においても、ここまで仕事したら休憩しようとか、ブログを1記事書き終えたらスーパー銭湯へ行こうとか、ご褒美があった方が頑張れます。
(僕は週末はスーパー銭湯に行くことをご褒美として頑張っています!)

子供に勉強を頑張ったらおもちゃを買ってあげる、みたいな感じですかね?

「1分、1秒も無駄にせずに努力する」みたいな本もありますが、途中で挫折してしまったら意味がありません。

自分が努力を継続できる方法を選ぶことが重要ですね。

「後方プランニング」で段取りする

段取りを立てるとき、目標から現在にさかのぼって計画をねっていくと達成率が上がる。

これは簡単そうで難しいですね。

本書にも書かれていますが、人は目前に迫った出来事に注意を奪われやすいそうです。

大事だとわかっていてもそれまでに時間があると先延ばしをしてしまいます。
先延ばしし過ぎた結果、時間が足らなくなって間に合わないなんてことはしょっちゅうありますね。

目標からさかのぼって計画していくと、やらないといけないことが見えてくるので、段取りしやすくなります。

「大変だけどやらないといけないこと」から目を背けないことですね。

まとめ

本書を読むことで、目標の決め方、計画の立て方、計画を継続する方法から目標達成まで、「倒れない計画方法」を理解できた気がします。

ただ、本を読んで終わりにするのではなく、本書に書いてあることを一つでもものにすることで、「自分の人生を豊かにすること」に近づくのではないかと思います。

計画を実行するときに、邪魔をする感情がどういうものか理解できたことは大きかったです。
原因が理解できることで対策も考えられると思います。

本書を読んだことが一つのきっかけになりそうな気がします。


最後までお読み頂きありがとうございました。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

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