【書評】「FIRE 最強の早期リタイア術」(著:クリスティー・シェン&ブライス・リャン)感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、クリスティー・シェン&ブライス・リャンの共著「FIRE 最強の早期リタイア術」になります。

本書を読もうと思ったきっかけは、「FIRE:早期リタイア」に興味があるからになります。

ハッシー
ハッシー

定年を待たずに仕事を辞められるなんて夢があるよね!

まあ、仕事が好きではない、「仕事=お金を稼ぐ手段」と考えているから憧れるということなんでしょうが…。


本書は、貧しい国で生まれた著者のクリスティー・シェンが、31歳という若さでFIREするに至った過程を記した物語となります。

今では生活費を稼ぐための仕事は辞めて、海外を悠々自適に旅行しているそうです。

そんな夢のような生活を実現するための秘密は何なのか?
本書にはその全貌が記されています。

著者のご紹介

クリスティー・シェン
FIRE(Financial Independence, Retire Early)ムーブメントの第一人者。
早期退職者。
FIREにまつわる情報を集めたサイト「MILLENNIAL REVOLUTION」を運営している。
ニューヨーク・タイムズやカナダ放送協会(CBC)、ハフポスト、CNBC、ビジネス・インサイダー、ヤフーファイナンスなど、様々なメディアで取り上げられている。
CBCにて取り上げられたビデオは口コミで広がり、450万を超える視聴数を得た。
2019年放映のFIREムーブメントを扱ったドキュメンタリービデオ「Playing with FIRE」にも出演。

ブライス・リャン
早期退職者。
クリスティーのパートナー。
定期的にクリスティーと海外旅行に出かけるなど、充実した人生を送っている。

「FIRE 最強の早期リタイア術」(著:クリスティー・シェン&ブライス・リャン)より引用

巷でよく話題になるFIREを成し遂げた方になります。
クリスティーは、中国の貧しい農村で育ったそうですが、そこからFIREできるなんてすごいなと思います。

本書はこんな方におすすめ!

・早期退職をしたいと思っている人
・将来をきちんと考えていない人
・お金を使い過ぎているなと思っている人

本書は、「お金」と「時間」に関する本になります。
お金の管理をしっかりとすること、将来設計を考えること、お金を運用することなど、将来を見据えての行動の大切さがわかります。

将来のことをよく考えずにお金を使っているという方は、一度読んでもらいたいなと思う一冊です。

本書のポイント・感想

本書は、著者がいかにして早期リタイア(FIRE)をしたのか、を詳細に示した著書です。

それは、彼女が特別な存在だったからできたという訳ではありません。
凡人である僕らにもできると言っているのです。

誰にでもFIREできる可能性はあるのです。
では、その秘訣は何になるのでしょうか?

本書の中で、ポイントとなると思ったことは次の4つです。

1、節約すること(ムダをなくす)
2、未来を見据えてよく考えること
3、とにかく自分で調べて理解すること
4、行動すること

彼女は裕福な家庭に生まれたからFIREできたわけではありません。
中国の貧しい農村で育ったそうです。

医療廃棄物の山からおもちゃの材料になる宝物を探したり、コーラの空き缶を宝物のように扱ったりしていたとのこと。
そんな環境で育ったため、「欠乏マインド」がはぐくまれたそうです。
そのため、お金に執着するようになったと言っています。

どのような幼少期を過ごしたから本書に詳しく書かれていますので読んで頂きたいですが、「欠乏マインド」のおかげ?で、節約する(ムダ遣いをしない)ようになったそうです。

このムダ遣いをしないという感覚が、非常に重要なことだと思い、すぐに見習いたいと思いました。
お金を使わずに幸せを感じる方法はいくらでもありそうな気がしました。


彼女がFIREできたのは、勤勉であり、高収入な仕事について、共働きで100万ドルというお金を稼いで、そのお金を株などに投資したからです。

でも、この物語はそんな単純なことではないように感じました。

自分で納得いくまで調べて、挑戦することが大事なのではないかと思います。

おそらく100万ドル(約1億円)あれば、そこそこ裕福な生活ができるであろうことは想像つきます。
しかし、そこで早期リタイアしようと思う人はごくわずかで、ほとんどの人がさらに収入を得るために仕事を続けるはずです。

どこまで貯蓄を貯めようとも安心することもできず、定年まで働くのが普通かなと思います。

でも彼女は、1億円を上手に投資することで、年4%の利益(400万円)を得て、その400万円で旅行して過ごすということを成し得たのです。

その行動力がすごいなと思いました。
また、そこまでに辿り着く思考もすごいですね。

短期間で稼いで、あとは4%の利回りで生活していく、という単純なことではなく、その過程に感化を受けました。

詳しくは本書を読んで頂いたいですが、自分はこのまま定年まで仕事を続けることが正解なのか、と考えさせられる一冊になりました。

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