【書評】「先延ばしする人は早死にする!(著:メンタリストDaiGo)」感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、メンタリストDaiGoさんの「先延ばしをする人は早死にする!」になります。

皆さんは「先延ばし」にしてしまうことってありますか?
僕は仕事ではよくありますが、「先延ばし」すると心のどこかに不安が残りますよね?

「期日までに間に合うだろうか?」
「やろうと思ったときに他の用事ができたらどうしよう?」
「難しそうだけど僕の能力でできるだろうか?」

「先延ばし」はこのような不安をずっと抱えていなくてはならず、精神的によくないなと思っていました。
早く終わらせればスッキリするのに、いつもぎりぎりにならないとやる気が出ないのはなぜでしょうか?

本書ではこのような悩みを解決するための「先延ばしせずにすぐやる方法」を教えてくれています。

皆さんも、いつも心のどこかに不安があるという方は、一度本書を読んでみてはいかがでしょうか?
悩みが解決するかもしれませんよ。

メンタリストDaiGoさんとは?

心理学に基づいて人の心を読み、高いパフォーマンスを生み出す技術 “メンタリズム” を日本で初めて紹介したメンタリスト。
TVメディアへの出演多数。
その活動はビジネスやアカデミックな講演、企業へのビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授など、メディアを超えて多岐にわたる。
ビジネス啓発書から、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにした著書は累計150万部を突破。
新潟リハビリテーション大学特任教授、ジェネシスヘルスケア株式会社顧問。

先延ばしする人は早死にする!(著:メンタリストDaiGo)より引用

最近TVでは見かけなくなりましたね。
正直に意見を述べるDaiGoさんなので、TV局とは意見が合わないことがあるそうです。

僕は誰か(何か)に気を使ってホンネを言えない番組よりも、ホンネを言ってくれるDaiGoさんの方が信用できると思っています。

自分を成長させるためにもDaiGoさんの本は参考になっています。

本書はこんな方におすすめ!

・追い込まれないとやる気が出ない人
・目先の誘惑に負けて、やらなければいけないことを先延ばしにする癖がある人
・人生を変えたい人

アメリカでの調査によると、一般的な労働者は1日8時間の労働のうち、約2時間を先延ばしによってムダにしているとのこと。

2時間はちょっと大げさかもしれませんが、先延ばしにすることで時間をロスしていることは確かです。
それに自分だけではなく、他人の時間にも影響を及ぼしています。

あなたの会社でも、いつも締め切りを守らない人っていませんか?
締め切りになっても何も連絡がなく、催促してやっと返答がくる。
しかも締め切りを伸ばしてくれて言ってくるような人。

これって時間のムダでしかありませんよね?
先延ばしにしてもいいことってないという典型。

誰にでも先延ばしグセはあると思いますが、自分のため、周りの人のためを思うのであれば、本書を読んで、少しでも改善することを目指して頂きたいです。

本書の感想・ポイント

本書では、人間が先延ばしをする理由から、すぐやることのメリット、方法、習慣化までが、一連の流れで書かれています。

自分が気になるところだけを読んでも参考になりますし、先延ばしをなくす方法を実践することで大きな成長につながることでしょう。

ここでは本書の中で、僕が気になったところを中心に紹介していきます。

「先延ばし」をする理由‥‥それは脳は「超・現状維持派」だから

まずは「先延ばし」の定義とは、

すぐやることや予定していたことを先へ延ばすこと

つまり、「やるべきこと」「やらなければいけないこと」なのに先に延ばすということです。

どうして先延ばしするかについて、本書では脳が「超・現状維持派」だからと述べられています。
人は「危険」「不安」「変化」を嫌い、「安全」「安心」「安定」を追求するというのです。

また、人間の脳は、「いいことよりも悪いことに意識がむきやすい傾向がある(否定的偏向:ネガティブ・バイアス)」とも言っています。

変化を好まないからこそ、やった方がいいとわかっていても先延ばしにするのですね。

僕もやらないといけないなと思いつつも、なかなか手がつかないことがあります。
今やらなくてもいいし、やってもすぐに成果がでないことなどはこれに当てはまります。
自身の成長につながる勉強などがそうですね。

では、先延ばしをやめる(やるべきことをすぐやる)メリットについてはどうなのでしょうか?

やるべきことをすぐにやるメリット5つ

1、すぐやれば脳が活性化する
2、すぐやれば仕事がうまくいく
3、すぐやれば人間関係がうまくいく
4、すぐやれば長生きできる
5、すぐやればお金が貯まる

どれも何となくわかりますね。

先延ばしにしても、やるべきこと自体が無くなる訳でもないし、解決する訳でもない。
そうするとずっと気になってしまいますよね?

子供の頃、夏休みの宿題を最終日にまとめてやって記憶はありませんか?
遊んでいても、心のどこかで宿題をしなければいけないという不安があったものです。

不安が頭の片隅にあると、心が落ち着かないですよね?
そうするとストレスになり、健康に害を及ぼすことがあります。

また会社での仕事において、メールの返信を面倒だからといって先延ばしにしたことはありませんか?
そうすると、後日、メールの返信をしようと思ったときに、メールを探さないといけないし、もう一度考え直さないといけなくなります。
下手をすれば、返信することを忘れてしまい、催促メールを受け取るかもしれません。
そうすると、自分の仕事効率だけでなく、人の時間まで奪ってしまうことになりますよね?

こういうことを軽くみている人もいますが、僕はすごく大切なことと思っています。
会社ではこのようなムダな時間はたくさんあるので、1つ1つ無くしていけば仕事の生産性は格段に上がるはずです。

すぐやることのメリットが多いのはよくわかりますね。

先延ばしグセから脱却するための5つテクニック

1、取り組む前にしておきたい「環境」
2、始めるときの「時間」
3、タスクの「準備」
4、とりあえず手をつけるための「初動」
5、それでも先延ばしグセが出てきたときの「修正」

この章では、すぐやるための方法が書かれています。

例えば、「勉強をすること」を例に挙げると次のようになります。

[環境]
家では集中できないのであれば、カフェに行く。
スマホをみてしまうのであれば、スマホの電源を切っておくか、そもそも持って行かない。

[時間]
午前中に集中できるのであれば午前中の時間を確保する。
集中力を高めるために「締め切り効果」を利用する。

[準備]
やることだけではなく、やらないことも決める。
全部やるのが大変なら、小分けにして実施していく。

[初動]
勉強する科目を決めておき、5分だけでもやってみる。

[修正]
メリットとデメリットを比較して落差を感じさせることでメリットがより強調される「コントラスト効果」を利用してやる気を出させる。

こんな感じですぐやれるような工夫が述べられています。
詳しく知りたい方は本書を読んでくださいね。

すぐやるを習慣化させる5つの方法

1、こうしたら、すぐやる
2、すぐやったら、ごほうび
3、自分のパターンを知る
4、やってしまえばこんなもの
5、できることから変えてみる

DaiGoさんの著書を読んだことがある方ならわかるかもしれませんが、DaiGoさんは習慣化させることの大切をよく言っています。

それは、「やる気がないからできない」とか「根性が足りない」とか、精神論で言っても続かないから。

習慣化させるまでの2~3週間がすごく大事で、そこを超えると習慣としてできるようになります。

この中でなら、僕は1の「こうしたら、すぐやる」が一番習慣化しやすいかなと思います。
本書で、「if then戦略」として述べられています。

僕の場合でいうと、カフェに行ったら読書するというのが、最近の習慣ですかね。
読書するためにカフェに行くから少し違うのかもしれませんが…。

自分に合った方法で習得してみましょう。

まとめ

物事の決断を先延ばしにすると、決断するまでずっと不安な気持ちになります。
それならすぐに決断した方がいいですよね?

本書では、先延ばしのデメリットとすぐやる方法を知れたので、少しずつでも実践していきたいと思います。
どうせやらなければいけないのであれば、すぐにやった方がいいに決まってます。
すぐやった方がメリットが大きいのであれば尚更です。

やる気はモチベーションによって左右されますが、習慣化することでやる気に関係なくできるのが大きいです。

すぐやる人ってすばらしいな、できる人だなと思えますので、そこを目指したいですね。

今回はここまでと致します。


最後までお読み頂きありがとうございました。

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