【書評】「一流の頭脳(著:アンダース・ハンセン)」感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、アンダース・ハンセン氏の著書「一流の頭脳」になります。

本書を読んだきっかけは、 アンダース・ハンセン氏の著書「スマホ脳」を読んだら非常に良かったため、別の本も読んでみたくなったからです。
Amazonでポチっとすぐですね。

余談ですが、「スマホ脳」の感想も書いていますので、よかったら読んでください。

本書の内容を簡単に説明すると、

運動をすることにより、脳にどれだけのメリットがあるのか?

ということになると思います。

運動により、集中力や記憶力、創造性、ストレスに対する抵抗力が高まる。
また、情報の処理能力が上がり、知識を効率的に引き出せるようになる。

他にもいろいろありますが、運動の利点を延々と説明されると、運動しないわけにはいかないな、という気持ちにさせてくれます

あなたも本書を読み終えたあとにはランニングしているかもしれませんよ。

著者のご紹介

アンダース・ハンセン(Anders Hansen)

精神科医。スウェーデンのストックホルム出身。
カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修めた。
現在は精神科病院に上級医師として勤務するかたわら、多数の記事の執筆を行っている。
これまでに医学研究や医薬品に関する記事を2000件以上寄稿。
ラジオやテレビでも情報を発信し、とくにテレビ番組「科学に世界」への出演で有名。
講演活動も精力的に行っている。

「一流の頭脳」(著:アンダース・ハンセン)より引用

アンダース・ハンセン氏(「スマホ脳」では、アンデシュ・ハンセンと表記)は、イケメン精神科医として有名みたいですね。

科学的・論理的な方の本は、説得力があり、おもしろいなぁと。

本書はこんな方におすすめ!

・運動するきっかけがない人
・ストレス耐性をつけたい人
・不安、悩み事がある人
・うつ傾向にある人

本書を読むとすぐにでも運動したくなると思います。
運動にはそれだけの効果があると気付かせてくれるからです。

僕も本書を読んでからは、運動(特にランニング)をするようになりました。
今は走りたい衝動にかられています。

運動はした方がいいのはわかるけど、何だかやる気がでないなぁと思っている方には、是非読んで頂きたいです。
本書がきっかけになればうれしいです。

本書のポイント・感想

本書の「はじめに」の部分で、本書の内容を下記のように説明されています。

本書のテーマ : 身体を動かすことほど、脳に影響をおよぼすものはない。
本書の狙い  : とりわけ効果の高い身体の動かし方とそのメカニズムを伝えること。

脳の機能を高めるには戦略的に運動をするほうが、パズルや脳トレよりはるかに効果がある。」との研究結果が出ているそうです。

ハッシー
ハッシー

文武両道になることの方が、理に適っているということだね!

なぜ運動をすることで脳がアップグレードするのか?

科学的根拠については本書を読んで頂きたいと思いますので、本ブログでは僕が印象に残ったところを紹介していきたいと思います。

脳はアップグレードする。
身体を活発に動かした人の脳は機能が向上し、加齢による悪影響が抑制され、むしろ若返る。

少し前までは、脳は成長しないというのが定説だったそうですが、科学の進歩によって成長することがわかったとのこと。

定期的に運動を続けていると、運動以外のことが原因のストレスを抱えているときでも、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていく。
つまりストレスに対する抵抗力が高まるのである。

 ※コルチゾールが分泌されるとストレスを感じるようになる

運動をすることでストレス発散できる以外にも、ストレス自体に対する耐性ができるそうです。
また運動としてはウォーキングよりもランニングの方が良いらしい。

ストレス耐性が付くということは、不安を感じにくくなったり、うつになったりする危険も下がるということですね。

運動をした直後にドーパミンの分泌量が増える。
運動を終えた数分後に分泌量が上がり、数時間はその状態が続く。
そのため運動後には感覚が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、心が穏やかになる。
頭の中がすっきりして、物事に難なく集中できるようになる。

運動をした後に集中力が高くなることは、自分の経験からも何となくわかる気がします。

成功しているビジネスマンはよくスポーツジムに行っているイメージがありますが、理に適っているのですね。

「忙しくて運動する時間がない」というのではなく、「時間を作るためにも運動することが大事」ということだと思います。

運動をすれば短期記憶と長期記憶がともに改善され、加齢による海馬の委縮にストップがかかり、それどころか海馬は成長さえする。

運動しなければ、海馬は1年で約1%縮むそうです。

運動すれば海馬の委縮が止まり、なおかつ記憶力も良くなるのであれば、やらない手はなさそうです。

毎日、意識的に歩くと認知症の発症率を40%減らせる。

もう、運動には悪いところが見つかりませんね。


他にも運動によるメリットはたくさんあります。
詳しく知りたい方は本書を読んで頂ければと思います。

「結局、運動と言っても何をすればいいの?」という疑問に対する答えが、本書の最後に記載されています。

<効果的な運動>
・筋力トレーニングより有酸素運動がよい
・最低30分のウォーキング(5分でも効果がないわけではない)
・より高い効果を望むなら、ランニングを週に3回、45分以上
・重要なポイントは心拍数を増やすこと

運動をすることで、体力、筋力が付くだけでもなく、脳も鍛えられる。

こんな情報を知ってしまったからには運動をするしかないなと思えてしまいました。
(単純な性格ですね)

まあ、運動をして損することはないですし、せっかくやる気になったので、しばらく続けてみたいと思います。

効果が表れてきたら本ブログでも報告します。
(継続できるかどうかはわかりません…)

本書には人の行動を変えるほどの強いメッセージ性のあります。

運動をするきっかけになると思うので、背中を押してほしいという方は是非読んでみてください。

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