【書評】「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法(著:スーザン・ゲイン)」感想

書評
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こんにちは、ハッシーです。

今回、ご紹介する本は、スーザン・ケイン氏の「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法」になります。

本書は、メンタリストのDaiGoさんがYouTubeで紹介しておりました。
写真からもわかるように、帯にもDaiGoさんが登場していますね。

本書を読もうとしたきっかけは、DaiGoさんが紹介していたということもありますが、自分の性格が内向的であり、ネガティブな感情を持っていたからです。

そんな中で、「内向型の人間が幸せになる方法」って聞くと誰でも興味が湧きますよね?
ということで、興味本位で読んでみたという訳です。

僕が思うに、世の中の風潮として、外向的な人が求められているような気がします。

本書の中でも、

成功するには大胆でなければならない、幸福になるためには社交的でなければならない

と教えられると述べられています。

人は外向的でなければいけない。
外向的になるように努力しないといけない。

皆さんもこのように感じたり、教えられたりしたことがあるのではでしょうか?

「内向的だと成功しないから外向的になりなさい。」
「内向的だと苦労するよ。」

このような事を言われた人もいるかもしれません。

しかし、世の中には内向的なのに、いや内向的だからこそ成功を収めた人はたくさんいるのです。

本書では、内向的な人はどのような特徴があり、どういう点に優れているのかを知ることができます。
自分の性格を変えることなく、成功するためのヒントが得られるかもしれません。

もし興味がありましたら一度読んでみてください。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。
書籍でも1,000円未満で買えるので大変お得ですね。

著者のご紹介

スーザン・ケイン
プリンストン大学卒業、ハーバード大学ロースクール終了。
ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。
「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォールストリート・ジャーナル」紙、「アトランティック」誌などに寄稿するほか、企業や大学などでコミュニケーション・交渉術の講師も務める。
TED2012での”The power of introverts”と題された講演は2500万回以上インターネットで視聴され、ビル・ゲイツお気に入りの講演の一つとして紹介されている。
本書は1作目の著書で、すでに40言語に翻訳され、アメリカでミリオンセラーとなった。

「内向型人間が無理せずに幸せになる唯一の方法」(著:スーザン・ケイン)より引用

内向的、内向性などで検索すると、名前が出てくるほど有名な方です。

こちらではスーザン・ケイン氏がスピーチをしている動画を見ることができます。
とても堂々としていて、内向的には見えませんね。
(内容については本書でも同じような話は出てきます。)

本書はこんな方におすすめ!

・自分は内向的だと思っている方
・内向的な性格にコンプレックスを感じている方
・会社で管理職的な立場の方

内向的な性格は良くみられないことが多いですよね?
僕は自分自身の体験からそう感じてしまいます。

でも本書を読めばだいぶと気持ちが楽になり、前向きになれると思います。
それは内向的な人にも利点はたくさんといってくれているからです。
むしろ内向的な人がいないと世の中は成り立たたないと言っても過言ではありません。
(言い過ぎ?)

自分の性格のことでネガティブになる必要はないということがわかる内容になっていますので、もし内向的な性格のことで悩みがあるようでしたら、気分転換を兼ねて一度読んでみてもいいかもしれません。

内向的な性格の方におすすめしたい一冊です。

本書のポイント・感想

本書では、次のようなことが述べられています。

・内向型と外向型の性格の違い
・なぜ外向型の人間が理想とされるのか?
・共同作業をすることの危険性
・性格は生まれつき持ったものなのか?
・あえて外向的にふるまうならどうすればいいか?

アメリカでは三分の一から二分の一は内向型と言われているそうです。

あなたの周りには内向的な人はどれくらいいますか?
三分の一から二分の一もいないよっていう方は、内向型のふりをしている人が多いのかもしれません。

その理由は、

私たちは、外向型の人間を理想とする価値観の中で暮らしている

からだそうです。

また数多くの研究で、以下のことが言及されています。

おしゃべりな人はそうでない人よりも賢く、容姿がすぐれ、人間的に魅力があり、友人として望ましいと評価される。また、話すのが速い人は遅い人よりも有能で、望ましいと評価される。同じ力学は集団内でも適用され、会話の多い人は少ない人よりも賢いと判断される。

これらをみると、外交的な人にならないといけないような気がしますよね?

僕は内向的だし、口下手だし、良い印象は持たれないだろうなと思っています。
特に初対面の人に良い評価をされることは少ないかな?

あまりネガティブなことを書くと暗くなるので話を戻しますが、世の中は外向型の人間を理想としているのです。

では、外向型でないと成功しないかというとそうではありません。
次に内向型がゆえに成功してきた人をみてみます。

内向型で成功した人

本書では、「外向型の人間を理想とする考えを鵜呑みにするのは大きな間違いだ」と言っています。(うれしいことを言ってくれていますね)

偉大なアイデアや美術や発明の一部は、自分の内的世界に耳を傾け、そこに秘められた宝を見つけるすべを知る、物静かで思索的な人々によるものだというのです。

以下の人物が紹介されています。

ゴッホ(ひまわり)
ニュートン(重力理論)
アインシュタイン(相対性理論)
スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
ラリー・ペイジ(Google)

いずれも有名な方ですね。
知的な方が多いような気がします。
(知的な人を抜粋しているのもありますが…)

彼らは内向性にもかかわらずではなく、内向性ゆえに偉業をなし遂げたというのです。

どうして内向性ゆえに偉業をなし遂げたかは、本書の中で詳しく検証されています。

もしあなたが内向的かなと思うのであれば、本書の中に能力を最大限活かすためのヒントが見つかるかもしれません。

興味のある方は読んでみてください。

まとめ

本書を読んで、内向型の性格を持った人が、いかにして偉業をなし遂げたのかを知ることができました。
内向型でも、「物事に集中できる」、「慎重に行動する」、「聞き上手」、「考えてから話」、「話すことよりも文章の方が自分を表現できる」などの特徴があることもわかりました。

全体的に内向型の人を擁護する内容でしたね。

しかし、内向型を良しとする本があれが、外向型になるべきだという本があるのも事実です。
どちらが正しいかではなく、どちらの情報も知っておくことは必要でしょう。

ただ、性格なんて人それぞれだし、無理して性格を変えようとすることは幸せではないと思っています。
自分らしく生きるために、情報の取捨選択は良しとしてもいいのではないでしょうか?

本書を読むことで、内向的な性格の人が少しでも前向きになれるのであれば、いいに決まってますよね。
僕は大変気持ちが楽になりました。

皆さんにも共感して頂けるのではないかと思います。
是非読んでみてください。

上記はKindle版ですが、書籍もあります。

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